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知っていた方が良いかも!ホームアセット・バイアスとは?

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知っていた方が良いかも!ホームアセット・バイアスとは?

資産運用で注意したいことの1つとして、ホームアセット・バイアス(ホーム・カントリーバイアス)が挙げられます。ホームアセット・バイアスは資産配分の際に起こる、ある状態を表す言葉です。
今回は資産運用で資産配分する際に、気を付けたいホームアセット・バイアスについて解説します。

ホームアセット・バイアスとは何か?

ホームアセット・バイアスとは、資産配分する際にグローバルで見た自国の市場規模に対し、自国資産の割合が高い状態を指します。例えば日本在住の方が、グローバル分散投資をしたいと考えているのに、日本の株式に多く投資しているような状態です。

資産配分が自国資産に偏っている状態は、世界経済の恩恵を受けたいと考えるグローバル分散投資の観点では、適切ではないケースがあります。

また、ホームアセット・バイアスは、日本人のみに当てはまるわけではなく、外国人が自国資産に偏って投資している場合も該当します。株式だけでなく債券の保有においても同様の現象が見られます。

ホームアセット・バイアスが起こる主な要因

以下の3つの要因によって、ホームアセット・バイアスは起こりやすくなるといわれています。

情報収集が容易

例えば、株式を購入する際はその企業の決算書や関連情報を集めて投資判断をします。日本企業であれば情報収集が容易です。

これが外国企業になると、現地の公用語で書かれた資料を読み解かなければなりません。インターネットの発展により情報自体は手軽に集められるようになったものの、それらの理解には言語の違いがハードルになります。日本語で情報収集ができる自国資産を選ぶのは、自然な流れといえます。
これが、ホームアセット・バイアスが起こる理由の一つです。

自国資産への親しみやすさ

私たちは、普段の生活で日本のモノやサービスに接する機会が多く、その親しみやすさから日本を投資対象として選びやすくなっています。しかし、それを意識せずに資産配分してしまうと、ホームアセット・バイアスに陥ってしまいます。
例えば、外国でのみ販売している食べたことがないお菓子メーカーより、普段よく見かける日本のお菓子メーカーに投資したくなる人の方が多いのではないでしょうか?

こうした行動は人情といえばそれまでですが、資産運用をする上ではホームアセット・バイアスにつながりやすくなるため、適切な投資行動ができなくなってしまう恐れがあります。

為替リスクへの警戒

外国資産への投資では、自国資産にはない為替リスクが存在しますが、これを避けようとする行動もホームアセット・バイアスの要因になります。仮に外国資産から利益が発生しても、為替相場が円高になれば、利益は目減りしてしまいます。

為替相場が円安になれば、為替差益の発生が期待されますが、人は利益を得るよりも損失を避ける方を好む傾向があります。その結果、ホームアセット・バイアスが起こりやすくなるのです。
こうした行動は、行動経済学のプロスペクト理論でも証明されています。

日本のみに投資し続けると生じる弊害

ホームアセット・バイアスを認識しながら日本の成長に期待して、あえて自国資産のみに投資するのも1つの方法です。
しかし、現状の日本は超低金利状態や少子高齢化社会の進展など、資産運用にはマイナスになりそうな要素が多く見られます。
2022年6月8日に公表された、OECD(経済協力開発機構)の「Economic Outlook(経済見通し)」によると、2023年の世界全体の経済成長率は2.8%(*2)と予測されていますが、日本は1.8%(*3)とされています。
予測通りになれば、日本は世界の平均と比べても大きな成長は見られません。経済成長は株価に大きく影響を与えるため、結果として日本だけに投資をしていても大きなリターンを得ることが相対的に難しくなると考えられます。
また、日本は自然災害の発生頻度も高いことから、災害リスクの懸念もあります。

*2*3 出典:OECD「Economic Outlook」
(https://www.oecd.org/economic-outlook/)

ON COMPASSは金融工学に基づいて資産配分を実行

ここまで見てきて、ホームアセット・バイアスを解消し、適切なグローバル分散投資を行いたいと思った方も多いのではないでしょうか。しかし、ホームアセット・バイアスの主な要因にもあるように、人が行う資産配分は感情に左右されやすく、ホームアセット・バイアスを理解していても、投資資金の多くを海外資産へ投資することに抵抗がある方も少なくはないでしょう。また実際に適切な資産配分を行うことも簡単ではありません。

おまかせ資産運用ON COMPASSは、金融工学に基づき、機械的に資産配分を決定しています。人間の感情を排した資産配分ができるため、ホームアセット・バイアスが生じることはありません。
3カ月に一度、リスクに合わせて資産配分の見直しを行っているので長期投資という長い期間を最適な資産配分で運用し続けることができます。
ホームアセット・バイアスを回避し、最適な資産配分で資産運用を行いたい方は、ON COMPASSで運用してみることをおすすめします。

まとめ

ホームアセット・バイアスは、グローバル分散投資を行う上で理解しておきたい現象のうちのひとつです。適切に資産配分ができていると思っている方も、無意識のうちに国内資産への偏りが出ているかもしれません。
ON COMPASSなら、感情に左右されず金融工学に基づいて資産配分を行うため、ホームアセット・バイアスに陥る心配はありません。ON COMPASSでは、無料で資産運用プランを作成でき、あなたに最適な資産配分を提案します。適切な資産配分を考えるのが難しいと感じる方は、まずは無料体験を試してみてはいかがでしょうか。

●実績データは過去の事実を示すものであり将来の運用成果を保証するものではありません。また、シミュレーション結果は過去の実績データに基づき統計的手法を用いて計算したものであり、将来の運用成果を約束するものではありません。

●ON COMPASS 留意事項 <リスク> ・投資一任契約に基づき買付対象となる投資信託は、主に値動きのある有価証券等を投資対象としています。 ・投資信託の基準価額は、組み入れた有価証券等の値動き等(組入商品が外貨建てである場合には為替相場の 変動を含む)の影響により上下するため、これにより元本損失が生じることがあります。 ・投資信託は、投資元本及び分配金の保証された商品ではありません。 <手数料・費用等> ・投資一任契約に基づき買付けされた投資信託については、申込手数料、解約手数料、信託財産留保額はかかりません。 当該投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用として、純資産総額に対して年率0.825%(税込0.9075%)を乗じた額の信託報酬(運用資産の純資産総額に対し年率0.60%(税込0.66%)の調整後投資一任報酬を含みます。)がかかります。また、当該投資信託が投資対象とする投資信託証券の純資産総額に対して年率0.10%(概算)程度を乗じた額の運用管理費用及びその他費用がかかります。その他費用については、運用状況等により変動するものであり、事前に料率、上限額等を示すことができません。・ON COMPASSの実質コストの合計は、運用資産残高に対して年率1.0075%程度(税抜0.925%程度)を想定しています。・投資一任口座の口座開設・維持費はかかりません。 <その他重要事項> ・お客様が投資一任口座を開設する口座管理金融機関は、投資一任契約締結の媒介業務をマネックス・アセットマネジメントから委託され、投資一任契約締結に係る勧誘や内容説明等を行います。 ・口座管理金融機関は媒介業務に係る報酬をお客様から頂くことはありません。 ・お取引の際は、契約締結前交付書面や交付目論見書等を必ずご確認ください。 (会社の概要) マネックス・アセットマネジメント株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商) 第2882号 加入協会 一般社団法人 日本投資顧問業協会 一般社団法人 投資信託協会

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